銀の力を目の前で見た二人は、前任の本部長の証言が本物だったのだ、と言った。
その報告によると、二人が任務についている時、ある青年が話し掛けてきた。
すらりとした背丈に整った顔立ち。
彼こそがリョウ・ラルトマスだった。
当時17歳の彼は任務中の二人に近付き、二人が聖職者であることを言い当てた。
もちろん二人は慌てる。
人間に聖職者だとばれたのだ。
一人がいきなり切り掛かった。
だが、リョウはそれを素手で受けとめた。
次に手の平から銀の力を発して二人を吹き飛ばした。
二人は銀の力を当てられた瞬間、開きすぎた力の差を感じたという。
同時に、今まで見たことのない美しい力に目を奪われた。
リョウは吹き飛ばされ、腰が抜けて立てない二人に近づくとこう言った。

