「そうとなれば話は早い。調べましょう」

李楼はカップに残っていたミルクティーを全て飲み干し、勢い良く立ち上がる。

「僕も手伝います。騎士団全部の資料から探すんだから、李楼さんだけじゃ大変です」

ラスホォードも立ち上がった。

「二人だけじゃ大変でしょ。私も本部にいる時は手伝うよ」

マーキスも立ち上がる。

三人は勝ち誇ったような笑みを交わすと、がっちりと握手をした。

「それと、この話は極秘で」

マーキスが付け加える。

李楼とラスホォードはそれに力強く頷いた。

そして、それぞれがミルクティーを飲み干すと調べる資料の分担にかかった。