仕方がなくなったマーキスは、ヴォルドールを諮問委員会にかけた。
各支部の支部長、班長、本部の元帥が集まり、ヴォルドールの行いについて審議がなされた。
意見は真っ二つに分かれた。
一つはマーキス側の子供は研究の対象ではないと言う意見。
もう一つはヴォルドール側の神の力の研究を推進する意見だった。
ヴォルドールの意見に賛同すると言うことは、凛に対する行いも肯定することになる。
ヴォルドールの意見に賛同する者はごく僅かだと思っていたマーキスは、諮問委員会の半分がそうなっことに驚いた。
同時に、強い怒りと騎士団への諦めも感じた。
審議は平行線を辿ったまま進まなかった。
こうしている間にも、凛は苦しみ、弱っていく。
マーキスに焦りだけがつのる。

