目に移るのは白い天井・・・

凛は目を覚ました。

頭がひどくボーッとする。

凛は頭を手で押さえ、寝ていたベッドがらゆっくりと起き上がった。

白い天井に白い壁。

シーツやカバーまで白い。

大きな窓からは暖かい陽が差し込んでいる。


どうやら医務室にいるようだ、と理解するまでに、そう時間はかからなかった。

だが、なぜ医務室にいるのかが思い出せない。