「………え??」





彩乃が、俯いていた顔を上げた。





「ッ……//」




俺は、ガラにもなく思わず赤面してしまった。






「おっ…俺、用思い出したから…
 先、帰るわ!じゃあな!!!」





そう言って、俺はダッシュして帰った。







後ろから、痛いほどの視線を感じた。







俺、何言っちゃってんだ…?






これじゃ俺が




彩乃を好きみてぇじゃん…










そんなの、






絶対ないことなのに――――…