「・・・・・・・・・夕翔、好き」





涙目で、彩乃が俺に言う。




「・・・知ってるよ?」




俺は少し笑って彩乃にそう言った。





「Σ!!」




本当は分かってるよ。言ってほしいんだろ?






「俺も好きだよ」






そう言って、俺は彩乃にキスをした。






「お前のこと、愛してる」






「・・・あたしだって」