「っ・・・心配するじゃん、バカッ!」 「・・・・・・ごめんごめん」 俺のために夕莉がないてくれるのが、 少し嬉しかったりして、俺は笑った。 しばらく経って、母さんも泣きだした。 「・・・・・・し、死んじゃったらどうしようかと思った・・・」 「・・・縁起でもないこというなよ」 本人の前で言ったらダメだろ、バーカ。 呆れながらも、なぜか自然に笑ってしまう。 当たり前の光景が、すべて幸せだと思えるんだ。