――そして


子供が家を出て数分…



「俺らもそろそろ行くか?」


大翔が言った。



「うん!そうだね」



あたし達は家を出た。




―その時



向こうから


女の子が走って来た。





夕翔達と同じ制服…


「あっ…あの!!」




その子は、


あたし達の前で止まった。





………あ、思い出した!!




この子、夕翔の彼女だ。



前に、家に来てた…


綾乃ちゃん、…だったかな?