「その子のこと、まだ好きなの?」 あたしが聞くと、頷いた蓮君。 「ヨリ戻さねえのかよ」 大翔が言った。 「…無理ですよ。 俺の元カノ… 交通事故で高校の最後に 死んじゃってますから……」 「「…………え……??」」 聞いてはいけないことを聞いた気がした。 「…死んだ人と 重ね合わせられてたなんて 嫌ですよね…。すいません」 蓮君が言う。 あたしはただ首を横に振るだけだった。 だって、少し分かる気がしたから。 あたしも、昔… 大翔を失いそうになったから。