あたしの異変に気づいたのか 大雅が怪訝そうに和也君を睨んだ。 「なにしてんすか?」 「別にー?」 何も知らないような顔をする和也君。 ありがたいけど・・・恥ずかしい。 「瑠菜?」 『あの・・・なんでも・・ない。です。』 気づかれないようにそっと首元を隠す。 印が見えてましたなんて、言えないもの。