───惹かれる? いや、そんなはずはない。 だって、相手は……『親友』の彼女だ。 女に不自由していない俺が、何故よりによって…。 ……何故、気になる? 気付くと、目で追ってる。 ふわりとした笑みも、 小さな可愛い声も、 周りに比べて小さな身長も。 まるで、彼女の名前のごとく、彼女のいる場所だけが光を帯びているような気さえするんだ。 彼女の名前は……『ヒカリ』。 羽月 光。 ────親友の『遼』の彼女。 【HIKARIの場合】