そう考えながら掲げた手からは、まだ血が滴っている。 振り向いた廊下には、やはり点々と血痕。 …まるで、殺人現場かと勘違いされそうな状態だ。 「……やべぇ」 後始末とかさせられそうか?と面倒になり、見つからない内にと、蓮は足早に保健室への廊下を進んだ。