「昨日は、ありがとうございました。」 「…別に、いい。」 ぎゃあぎゃあと表現されても仕方ないような、遼と光の友人…沢渡の言い合いの横で、小さく交わされる会話。 蓮のセリフは冷たい言い方だが、表情は険しくないからか、光はニコニコ笑っている。 それに気まずさを感じて、蓮は遼達へと視線を移す。 そちらではやっと話が折り合いついたらしく、先ほどよりは冷静さのある二人。 「…っし!これでいいだろ!」 「もうっ!私が持ってくんですか?!」