──いつもの授業。いつもの時間の流れがまた始まった。 授業の大半を寝ているか、ぼんやりと過ごしている自分は、時間の経つのが本当に遅い。 そうしてやっと訪れた昼休み。 前後の席に座りながらパンを頬張る蓮と遼。 遼は2限目が終わった時点で、持っていた弁当は早弁してしまったから、昼休みに蓮と購買に行ってパンを買ってきたのだ。 「つーか、パンばっか毎日飽きねーか?」 「別に。お前もパン食べてんだろ。」