「……ハァー…あ、タバコ教室のカバン中だ。」 しまったと思うが、取りに行くのも面倒くさい。 屋上にゴロリと寝転ぶと、目を閉じて昼寝をするつもりだったが… ──ブブブ… 不意に制服のポケットで震えた携帯。 メール着信のバイブかと、仕方なく携帯を取り出し画面を開いていく。 差出人は遼だ。 そしてその内容を読んだ蓮は… 「…ッッ?!!」 声を出すことなく、ガバッと起き上がった。