「比奈ちゃんどう「あたしは、 奏君から離れないよ。 ずっとずっと、一緒にいる」 きっと、家族のいない寂しさは 大きい。 あたしは、家族の1人でも 欠けたら寂しいもん。 それを、奏君は1人で背負って 誰にも受け入れられない苦しさに もう、耐えられなかったんだ。 だから、彼女にも言おうとした。 でも、彼女にまで捨てられて。 ずっと、1人で生きてきたんだ。 「もう、1人じゃないよ―・・・」