あれから、10分。 奏君、まだチューイング? 初めてなのかなあ? あたしは心配し、声を掛ける。 「奏君、大丈夫なの?」 奏君は、苦い顔をする。 あぁ、駄目なんだね。笑 「やってあげるよ」 あたしは、そう言って、 ギターちょうだい、のポーズ。 「ごめんね?」 そう言って、ギターをくれた。 あたしはものの1分でやる。 なんか、少しの優越感と、 奏君の物を触れて嬉しいのが 混ざってる不思議な感じ。