なんだかんだして時刻は深夜1時半をまわってた。
夏の訪れが近いせいか、さっきの出来事のせいかは分からないが、汗をかきまくった俺達は再度、風呂に入ることにした。
この家の風呂は地下にあり、風呂にしては大きすぎる。
銭湯として利用出来るほどだ。
男湯と女湯の脱衣場は違うが浴槽には仕切りがない。
簡単に言えば混浴だ。
男からすれば喜ばしい事だと思う。
でも、ここは地下。
残念だが、湯気によって男のロマンは通気口へと消えていく。
「なぁ、そういえばお前らの親はどうしたんだ?」
「あれ?言ってなかったっけ?今日から二日間、近所で知り合った人と温泉旅行に行ったのよ。だからあんたは二日間ここに泊まるの。なんか文句ある?」
「文句しかねぇよ!」
俺の本音が姉貴の逆鱗に触れたらしく、ジャバジャバと浴槽内を走ってくる影が見えた。
「うわっ!来るなよ、バカ!お前のは見たくねぇ!」
捕まったら溺れさせられるかもしれない。
両手で水をかき、浴槽のヘリに足を置いた瞬間、首に腕をかけられて浴槽へ引き込まれた。
夏の訪れが近いせいか、さっきの出来事のせいかは分からないが、汗をかきまくった俺達は再度、風呂に入ることにした。
この家の風呂は地下にあり、風呂にしては大きすぎる。
銭湯として利用出来るほどだ。
男湯と女湯の脱衣場は違うが浴槽には仕切りがない。
簡単に言えば混浴だ。
男からすれば喜ばしい事だと思う。
でも、ここは地下。
残念だが、湯気によって男のロマンは通気口へと消えていく。
「なぁ、そういえばお前らの親はどうしたんだ?」
「あれ?言ってなかったっけ?今日から二日間、近所で知り合った人と温泉旅行に行ったのよ。だからあんたは二日間ここに泊まるの。なんか文句ある?」
「文句しかねぇよ!」
俺の本音が姉貴の逆鱗に触れたらしく、ジャバジャバと浴槽内を走ってくる影が見えた。
「うわっ!来るなよ、バカ!お前のは見たくねぇ!」
捕まったら溺れさせられるかもしれない。
両手で水をかき、浴槽のヘリに足を置いた瞬間、首に腕をかけられて浴槽へ引き込まれた。



