「…職員室はここじゃないのか?」
「職員室は多田先生とさっきの生徒が使ってるからキミはここだ。さぁ、中に入って。」
「…。」
連れてこられたのは進路指導室だった。
中に入るとしっかりしてそうな爺さんが座っていた。
「君は今日、入学式に来てたんじゃろ?どうやって抜け出したんじゃ?」
「抜け出したんじゃない。遅刻したんだよ。んじゃ、変な生きもんに捕まったんだ。もう、話したから帰っていいだろ?」
「そうじゃなぁ…お茶は好きかね?」
爺さんはそう言って返事も聞かず立ち上がり、ポットからお茶を注ぎ始めた。
「あんた、ボケてんのか?」
「ハッハッハッ!ボケてるならここには居らん。それから、ワシはあんたじゃない。大橋だ。最低でも名前で呼んでくれんか。」
お茶が入った可愛らしい湯呑みを差し出され、少し戸惑った。
何を考えてこれを出したのか分からない。
俺が湯呑みとにらめっこしてる時にドアの開く音がした。
「入るからいちいち押すなよ。」
さっき俺をここへ連れてきたムキムキ山口に押されて入ってきた奴がいた。
「職員室は多田先生とさっきの生徒が使ってるからキミはここだ。さぁ、中に入って。」
「…。」
連れてこられたのは進路指導室だった。
中に入るとしっかりしてそうな爺さんが座っていた。
「君は今日、入学式に来てたんじゃろ?どうやって抜け出したんじゃ?」
「抜け出したんじゃない。遅刻したんだよ。んじゃ、変な生きもんに捕まったんだ。もう、話したから帰っていいだろ?」
「そうじゃなぁ…お茶は好きかね?」
爺さんはそう言って返事も聞かず立ち上がり、ポットからお茶を注ぎ始めた。
「あんた、ボケてんのか?」
「ハッハッハッ!ボケてるならここには居らん。それから、ワシはあんたじゃない。大橋だ。最低でも名前で呼んでくれんか。」
お茶が入った可愛らしい湯呑みを差し出され、少し戸惑った。
何を考えてこれを出したのか分からない。
俺が湯呑みとにらめっこしてる時にドアの開く音がした。
「入るからいちいち押すなよ。」
さっき俺をここへ連れてきたムキムキ山口に押されて入ってきた奴がいた。



