停学二日目と三日目はダラダラして終わり、四日目はやる事が無さ過ぎて散歩する事にした。
コウとハルはというと、あの日以来、高熱を出して寝込んでる。
全く、情けない奴らだ。

無心で道を歩いてると、程度の低い怒鳴り声が聞こえてきた。
「おい！クソガキ。女だからって調子乗ってんじゃねぇぞ！コラッ！」
どうやら絡まれてるのは女みたいだ。
近づいてみると、バカがたくさん群がっており、その中心にか弱そうな女の子が震え上がってる。
溜め息をフゥーとかまし、近所迷惑なアホのケツを蹴ってやった。
「おい、キャンキャンうっせぇぞ。狂犬病。」
「痛てぇ！何だこの野郎！」
大振りなパンチなんか当たるわけがない。
どいつもこいつも口先ばかり尖らせやがって。
俺は次々とアホ共をスクラップにしてやった。
「て、テメェ。いつか後悔させてやるからな。」
負け犬がキャンと吠えて去った後、女の子はフラフラと座り込んでしまった。