「おう、お前ら。今日はサンキューな。朝っぱらから手伝ってくれてたみたいじゃねぇか。」
「あぁ。おかげで永眠出来そうだ。」
「ハハハッ!ジョークのセンスはイマイチだが、笑っといてやるよ。ところでどうだ。今日はここに泊まらねーか?そうか!泊まるか!んじゃ、ちょっくら布団出してくるわ。」
「俺はまだ何も言ってねぇ!」
「ガタガタ抜かしてるとシバくぞ。」
大人と思えない暴言を吐き捨てどこかに行っちまった。
ふと横をみると、山崎が行儀のいい姿勢で大量の汗をかいてた。
「うわっ!汗だくじゃねぇか!」
「あ、あの人…下川の兄貴か?」
「はぁ?」
「めっっっっちゃくちゃ恐ぇぇよ!」
ビビってただけのようだ。
「あ~、大丈夫だ。大人しくしてれば噛みつかねぇから。」
これはこれで面白くなりそうな予感。