その後。 乳母は部屋から出ていき、部屋は姫1人になった。 姫の部屋の窓からは街の風景が見える。 しかしほとんど点でしか見えない。 姫はずっと外をボーッと眺めていた。 “近くで見たい…一度でいいから…” そう思いながら。