「そんなのがいるの? 街を歩いてるの?」 「はい。」 「へぇ〜!すっごーい! そんなのがあんな近くにいるなら見たいな… 一度でもいいから外を歩きたい! 近くで見たいなぁ…」 姫はそっと言った。 これは姫にとって夢のまた夢でしかないことだったから。