「トゥールルー、トゥー
ルル。」

その澄んだフルートの
音色は、やさしい風に
乗ってどこまでも流れ
て行くようです。

「トゥールルー、トゥ

ールル。」

不思議なことに音は、
音符の糸になり、やが
て長い道を描きながら
空の向こうへと続いて
行きます。