ご主人様は我儘あたし様サマ




「ほら、着いた。」


しばらく山の斜面に設置された階段を登って辿り着いた場所。


「懐かしい…。」


そこは、いつしか2人でどんどん山を登って見つけた海を見渡せる開けた場所。


杭で囲ってあって、ぽつりと木のベンチが1つ置いてある。


「座ろうぜ?」


西紀はさっさっとベンチを払って座り、横を指差す。


結構登って疲れてるから座らないわけにもいかず、端に座った。