ご主人様は我儘あたし様サマ




とりあえず…


「あんたいつまでいる気よ。」



心底嫌そうな表情を浮かべて嵐を睨み付ける。


嵐はんー?とわざとらしく腕を組んで考える素振りをする。


「お嬢様の仰せのとおりに?」

「じゃあさっさと出て行きなさいよ。」


おー怖い、とおどけてみせて椅子を立ち部屋を出てこうとした嵐は、立ち止まって180゚向きを変えた。


「…何よ。」

「なんか悩んでるならいつでも聞くからな。」


そう言ってあたしの頭をポンポンと叩いて、笑顔を残して去っていった。


「…なんなのよ、もう。」


あたしはそう呟きながら、髪を直すように撫でた。