ご主人様は我儘あたし様サマ




「いやー、もういつぶりかしら!」

「いつものことでしょう?
それに今回は短い方よ?」

「こりゃあ、どっちが母親なんだか。」


声に顔をあげると

「健ちゃん、お疲れ様。」

健ちゃんが歩いてきていた。


あたしが『健ちゃん』って言った頃には、あーちゃんは既に健ちゃんと腕を組んでいた。