何となく自分から言うのが惜しくなった。 あんなツンツンした、プライドが高そうな奴だからこそ、言わせたい。 そしたら、 「あたしはあんたを執事として認めるまで聞かないわ!」 なんて。 おもしろそうだ、と思ってつい笑みがこぼれてしまった。 こうなれば、 絶対認めさせてやる─────