◇お嬢様
「………以上で始業式を閉会します。礼。」
夏季長期休暇、まぁ夏休みは終わり再び高校生活が始まった。
「ゆーりちゃん久しぶり!」
「………。」
「そんな顔しないでくれる?
あれはもう気にしないでほしいし俺だって普通にするつもりなんだから。」
別荘の時、なんとか自分の気持ちを伝えたら西紀は
『わかった。
だけど俺たちは幼なじみに変わりはないから。
新学期から避けたりしたら余計にまとわりつくから覚悟しとけよ?』
と言ってきた。
別荘から戻ってから今日まで西紀に会うのはこれが初めて。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…