空いた隙間に手をついて前のめりになったことにより近づいてきた西紀の顔。 「ちょ、ちょっとちか…」 「友里。」 真剣な眼差しに合わせた目が、逸らせない。 「ずっと、あの時から好きだった。 おまえを守れるくらいには強くなった。 約束通り幸せにさせたい。 いや、してみせる。 だから、俺と付き合ってほしい。」 ……………。 あぁ、頭の中整理不能だわ。 何言ってるの、こいつは。 理解、出来ない。