つきはそらにうかんでいる、かたちをかえるのがすきでいつもいろいろなかたちになる。
 
そんなきまぐれなつきはいつもみたいにきまぐれにしたをみていた。
 
あるひとがべつなひとをどなっていた、べつなひとはあるひとにあやまっていた。
 
ひとしきりどなるとあるひとはべつなひとをだきしめた、そしてたがいにわらいあいながらよるのまちなみにきえていった。
 
つきは、きまぐれなひとたちだなぁ…とつぶやいた。
 
ほしはわらいながら言った「つきさんよりもきまぐれだね。」