【短編】366日




「振った。」

「はぁー?

勿体な、最初で最後の告白やのに」


「これ以上バカにすると、

この部屋こさせないよ?」

「はいはい。

で、なんで振ったん?」

振った理由

そんなん

「楓が好きだから。」

なんていえる分けないよ。

「別に。

他に好きな人がいたから。」

「ふーん。」

興味なさそうな返事。

「じゃあ俺、そろそろ帰るわ」

「うん、ばいばい」



楓は窓をガラガラと開けて自分の部屋に

帰っていった。


なんで興味ないのかな?

なんで嫉妬とか心配

してくれないのかな?

私の事なんて、どうでもいいから?

ねぇ、楓。

楓、楓、好き。

告られたこと楓に言ったのは

ちょっとでも焼いてくれると

思ってちょっと期待してた。

なのに、楓はいつもどうりだった

こっちが悲しくなるよ。

楓がもしちがう女の子に告白されたら

私そのこにすごく嫉妬するし

楓を渡したくない。

私の楓じゃないのにね……

だってさ、大好きなんだからしょうがない



愛してるから。

大好きだから。