「いっつもタイミング逃して、見とるだけで、…」 ―ずっとあたしの恋はそうだった。 ずっとずっと… もうそんなあたしは嫌やったのに… お腹のせいでっ(怒)! 「何歯ぁ食いしばってるん。あ、腹すきすぎて?」 ケッと笑うとペットボトルとおにぎりを渡された。 「…ありがとう」 そしてゆっくり、息をした。