◆コンビニ恋愛◆






「もうあんなんはこりごりや…」


はあ、と深いため息をして、ぶらんこをこぐ。






只今3時。まだ昼ご飯も食べてない。

仕方なく公園に来たところだ。




「緊張したから余計ハラ減ったー」


「橘が立入禁止のとこ入ったんが悪いんやんか」


「ちゃんと出れたデショ」


もう…








「でも、おもろかった」


うん。
橘にしては上出来ってかんじ?



すると橘は目を輝かせて。




「ホンマに?なんか及川もう俺と絡むん嫌なったかなあって正直思っとってん」



「…へえ」


「何?」



「いや、橘も落ち込むことあるねんなって(笑)」



すると橘は少しほっぺたをふくらませて言う。


「あるに決まってます!こないだもイロイロとあったもん」




イロイロ…






それって、












「それって、ミヒロちゃんのこと…?」




自然と口に出していた。


あたしなら、橘をしあわせにできるのに。



そんな想いと共に。