「ブッ」 橘は笑いを必死にこらえていた。 「なんなん!?別に感動したんやからいいやんかっ」 「違う…ちがうって(笑)。か、顔…」 そう言って橘はあたしの顔を指さした。 失礼やなって思ってたら… 「きゃーーー!!!」 鏡を見た瞬間焦った。 顔が黒い!!! 真っ黒や!!! マスカラウォータープルーフちゃうからや… あたしはそそくさとをシアターを出て行ったのだった。