仕立て屋がトカゲなのにはびっくりだが、何故か納得は出来た。






「ではビル、彼女に合う服を作って下さい」




「アリスさんの為なら喜んで!」




いきなり服作りの依頼をしたにも関わらず、ビルは嬉しそうに承諾した。








「アリス、此処で服を着替えてから行きましょうね」



「うん」






ビルに多少時間がかかるから、待ってて下さい!と言われた為、私達は店内の椅子に座って待っている。





服はきっと、この世界がメルヘンだからメルヘンな服なのだろう。