「でも良かったですよ、アリスを見つけられて」




「あのねぇ………私は貴方なんか全く知らないんだけど!?」





意を決して、ウサミミ青年に言う



そうすると彼は一瞬キョトンとしたが、すぐに微笑みこう言った。






「まあ、無理もありません」




「え?」





「まだ、記憶が戻っていないんでしょう」