ラプソディー

「イズルの言う通り!
冬至の部屋に行こう」

「お前ら…」

溜め息をついて「わかったよ」と言って歩き出した。

「てか、エロ本とか無いし」

「嘘つけー!健全な男子やっ…
お前、もしかして男す…」

「んな訳ねぇーだろ」

そして、冬至の部屋の前に着いたのだろうか。
ドアの前に立ち止まり俺達の方を振り向いた。

「散らかすなよ」

「わかっとる」

イズルはニヤニヤと笑いながら答えたが、完全に嘘臭い。

ドアノブをひねり開いた。