冬至家の大騒ぎを報告を受けた
冬至父が日本へ向かっていた。

何処と無く甘い雰囲気を出している二人は──────。

「ムカつく」

冬至に向かって回し蹴りをしていた。

「俺は棗とは違うぞ」

余裕にかわしてしていた。

しかし、何であんなにムカムカしたんだ。
いつもなら何とも思わないのに。

冬至は気付いてはいなかった。

いつも当たり前にいて隣にいるものだから、これが恋だとは気付かないでいた。

ただ、冬至もまた女を転がすのが上手い人間でもあった。
(父親譲り)