ラプソディー

校庭では、この光景が続いているわけなのだが…。

「お、おい、もうやめてや…」

こういった場合は関わらないのが一番と誰かに聞いた事があるのを気付いた時には遅かった。

美形女は、こっちに向かって走ってきたのだ。

「うわっ!?ちょ………!」

尻餅をついていた。

美形女の腕にもう一本の手が見えた。

「………………」

「入学早々暴れるな、いろは」

「なっ、柊」

「お前は、いつもいつも…」

「うるさいなー!手を離せ」

「また暴れんだろ!」