「人は何に悩み


何故に悩む


何を?




全てに」


急に立ち上がり発した。

「…………今は授業中だぞー」


今は授業中、静かな空気を、いとも簡単に切った。

「急に何言ってんだ?」

隣の冬至は呆れた顔で見ていた。

「俺達は、このままでええんやろうか!?」

「はぁ?」