次の瞬間には、 「ぎゃんっ!!!」という悲鳴が聞こえて、魔女は吹っ飛んで気絶していた。 「い…った!」 そして急に体に痛みが走ったけどー… ぎゅうぅッ 待ち焦がれていたあのかおりに包まれた。 「亜…亜羅…?」 「…ッ、ごめん。」 背中から甘く優しい声が聞こえる。 ずっと…聞きたかった、 ずっと聞きたかったあの声が 1番近くで聞こえた。