妄想日記


「あ!さとし~こっち!」

「…お、おう!」


俺はベンチまで走りながら言った



ゆかは相変わらず楽しそうに話している
彼女の笑顔は子供以上に癒される



「あ!そうだ」

「なに?」

「写真取らない?」

「え…」

「次いつ会えるか分からないし思い出としてさ」

「………」

「……ゆか?」

「しゃ、写真はいいじゃん…はは」

「それに会えなくてもチャットで話せるし…」

「え?でもせっかくだし」

「いいって!」

「………ゆか?」

「あっ…ご、ごめん」



しばらく沈黙が続いた