「鈴~!


また小説読んでるのぉ?


みんなと一緒に雑誌見ようよぉ。」



そう私に声をかけて来たのは、親友の


秋葉 京子(あきばきょうこ)


京子とは1年の時からずっと一緒のクラス。


今では一番私の事を理解してくれている友達なんだ。



「いいよ・・・私は。


京子行って来ていいよ?


私はここにいるから。」



「えーっ?じゃあ、行ってくるよぉ?」



と言いながら、京子は後ろめたそうに他の友達の所へ行った。



いつもこうやって誘いに来てくれる。



けど、私はアイドルの雑誌を見て騒ごうとは思えないんだもん。



それを知っていて京子は私を誘いに来てくれてるんだよね。



京子、いつも本当にごめんね。