俺に出来る事…。 静夏に気付かれないように、優さんから詳しく話を聞くことだな。 静夏には本選に神経を注いでほしい。 今日はこの事を忘れて祝福しよう。 「「「ただいま」」」 少しピアノを弾いていると、3人が帰ってきた。 「おかえりなさい。お疲れ様」 「あ、ありがとうございます」 「さっ、今から作るから、3人とも待っててね」 「お母さん大丈夫?私疲れてないから、手伝おうか?」 「大丈夫よ。静夏は部屋で休んでなさい」 静夏は心配そうな顔付きで自分の部屋に向かっていった。