職員室を出ると朔がドアの横で待っていた……。 「お疲れ」 朔は肩にポンッと手を置いた。 「待たせてごめん」 「別に…それより! 静夏、かっこよかったよ」 …え!? 「ほ、本当に!?」 「まぁ“音楽”って答えた時だけだけどね」 「…ありがとう?」 「ははっ。 よし。西城高でも頑張るかぁ」 「「お-ぅ!!」」