「爽真、お腹すいたから何か作ってよ」 「あぁ? なんで俺が…」 「だって料理できるんでしょ?」 「まぁな…」 ……そういえば、 「爽真と恋バナとかマジウケたしッ」 「なんだよいきなり」 「べっつにぃ~」 気付くと、 もう 3時だった。 あたしたち いったい 朝からどれほど 喋ってたんだろう… でもそんな時間が意外と苦痛じゃなかったのが 少し不思議だった。