「菜々子さん、おはようございます!」 ありえない 『……………っ』 生徒会長があたしを呼んだ瞬間 いっせいにみんながあたしのほうを向いた 「菜々子さん?どうかしましたか?…菜々子さん?」 あたしの大キライな笑顔で近いて来る生徒会長とは反対に 「ねぇ…あの人、菜々子さんって…」 「そうよ、あの噂の人よ!!」 「そんな人がなんで会長と!!」 嫌みというかひがみの声があちらこちらに聞こえた