吸血鬼達と戯れを

「ほう。生きていたか」

男が言う。

「貴様を殺すまでは死なないからな」
「おやおや、怖いお人だ」

男が指を鳴らす。
狩野は素早くその場を離れる。
狩野が居た場所に何者かが落ちて来た。

巨大な体に腕が刀みたいにとがっている。
そしてニメートルくらいの身長。

「科学の結晶だよ。通称、フランケン。君の相手は彼がする」

フランケンが咆哮をあげる。

「じゃぁ、頑張りたまえ」

男が奥に消える。

「待て!」

狩野は素早く刀を構える。
フランケンの腕が刀にぶつかり、火花が散る。

「クソッ!」

狩野は間合いを取る為に離れる。
間合いが離れた所で銃を撃つが、フランケンは銃弾を喰らっても少ししか怯まない。