「…よし、これで大丈夫だよ」
狩野が薬箱を閉める。
「ありがとうね、わざわざ」
「気にすることは無いよ。そうだ、夕飯作るよ」
「なにか手伝うよ」
「いやいや、怪我人は休んでて」
狩野はキッチンに向かうと、いくつかの野菜を取り出して切り始める。
「野菜炒めでも良いか?」
「なんでもいいよ。狩野って料理出来るんだね」
「一人暮らしが長いからねぇ。昔は酷かったぜ?料理は焦げるわ、肉は生焼けだでさ」
由井が笑う。
狩野もつられて笑う。
「一週間くらい隣町に行ってたんでしょ?」
「うん。応援要請が来てさ。あ、そうだ。テーブルの上の箱開けてみて」
由井がテーブルの上の白い箱を開ける。
狩野が薬箱を閉める。
「ありがとうね、わざわざ」
「気にすることは無いよ。そうだ、夕飯作るよ」
「なにか手伝うよ」
「いやいや、怪我人は休んでて」
狩野はキッチンに向かうと、いくつかの野菜を取り出して切り始める。
「野菜炒めでも良いか?」
「なんでもいいよ。狩野って料理出来るんだね」
「一人暮らしが長いからねぇ。昔は酷かったぜ?料理は焦げるわ、肉は生焼けだでさ」
由井が笑う。
狩野もつられて笑う。
「一週間くらい隣町に行ってたんでしょ?」
「うん。応援要請が来てさ。あ、そうだ。テーブルの上の箱開けてみて」
由井がテーブルの上の白い箱を開ける。



